ならばサラセニアをもらおう

ただ単にうちの子をまとめるためだけに作られたブログ。

サバイバルな♡しちゃう?()

ずびばぜん…勝手にキダクー書いてしまいました…しかもデッドなバッド()


あぁ。これは。
目の前に赤い鮮血が飛び散る程のモノなのに痛みを一切感じない。
きっと脳が余りにも強すぎる痛みをシャットダウンしているのだろう。
お腹、かぁ……。
生き物としての本能なのかなぁ……。
こんな時でも可愛いと思ってしまうのは、やはり重度に惚れ込んでいるということなのだろうか。
別に君になら食べられてもいいと思っていたからいいんだけれど。

とっ、とと。
グラっときたなぁ。これはもうすぐ倒れるってことだろうか。
だって、ほら。もう齧られてしまった腹部がぶわっとなるような。浮遊感。

走馬灯のようなものが、頭の中でグルグルと。
一瞬のうちに大量の思い出が、グルグルグルグルと。
今思えば、とても恵まれた生活だったなぁ。
優しい弟子も出来て、近所の良い子達が遊びに来てくれて、私には勿体ない程可愛らしい彼女も出来て。
楽しかったなぁ……。

あれ。
ちょっと待って。
待ってください。
私がいなくなったら誰がこの子を守るんだ。
いや、この子は自衛出来るだろうし、保護者さん達が守ってくれるだろうけど。だけど。私は、私は君と。
なんてことだ。こんな、もうすぐ意識が途切れるようなところで。

どうする事も出来ない後悔が顔を出してくるなんて。

(もう少し君と笑いあえていたならば、もっと君に愛を告げていたならば、
こんな未来も変わっていたのだろうか。)

その時キダの体は音を立てて崩れ落ちた。


犯罪臭い青年と大食い少女のお話
勝手にすみません、にっしー...