ならばサラセニアをもらおう

ただ単にうちの子をまとめるためだけに作られたブログ。

手紙を詩と称しよう

もう本当ごめんなさい;;Twitterで言ってた黒煙ちゃん目線の紫のワさん妄想が爆発したんですごめんなさい;;何か問題があれば即座に消しますので;;

 「んんん…眩しい…。」

眩しい朝日が窓から顔を覗かせる。朝が来た。

ガチャリ。まだ皆寝静まってそうな時間なのにドアを開ける音がした。

にーにだ。また教会に行くんだ。

急いで支度を始めないと。レディだから身だしなみに気をつけなきゃいけないし、さっさと用意しないといけないから、朝は大変。

出来るだけ音を立てないように。

「いってきます」

私はそう呟いて外に駆けだした。

 

「わぁ、にーに!偶然だね、おはよう!どこ行ってたの?」

なんて嘘を吐きながら左側にさっと移動。とても自然に出来てる、はず。

にーにのことだから嘘って分かってそうだけど。もう気にしないもん。

5分間だけしか左側キープ出来ないけど、それでも十分にーにの顔は見える。

これが私の宝物。

それと妹の特権で手も繋いでもらう、それにあったかいココアも買ってもらう(ダダをこねただけ)。

えへへって、笑いながらにーにと一緒の帰り道。

またあの人に自慢しなきゃ、とボンヤリ考える。

あったかい温もりが両手から伝わってくる、この幸福感で私の心は満たされるんだ。

 

近いうちにセンソウが始まるって言ってたけど、にーにが居てくれるなら私は全然平気だよ。

だから、伝えなくちゃ。

「ずっと一緒にいて、私を放っておかないで」って。

…なんてまた伝える前に着いてしまうのだけれど。

 

 

やだ。

私やだよ。

にーにがセンソウに行っちゃうなんて。

戦わなきゃいけないって、悪を潰さなきゃいけないって、世界を元に戻さなきゃいけないって、

世界が、なんて知らないよ。正義も悪も知らない、知らない。

ただ、私の手から離れていったにーにの手の温もりと冷めてしまったココアが伝える、この、喪失感。

 

センソウとかほんとに興味なかったんだ。

私の気持ち、伝えれてない。

伝えなかったから、にーには 遠く に行っちゃったの ?

 

泣きたい。けど、ここで泣いたら負けだ。

だって、あの人全然泣いてない。我慢しているだけかもしれないけれど。

変なところで張り合ってるって思われそうだけど、でも負けない。

 

全部全部詰め込もう。

このお手紙に、願いとか、夢とか、うたとか。いっぱい、いっぱい。私のにーにに対する想いを。

それを詰め込むには、お手紙一通じゃ足りない。

もっと、もっといっぱいのお手紙を

 

どれだけ書いても伝わらないのは分かってた。だって、そもそも渡す術がないんだもの。

もう、もうやめちゃおう。だってもう、こんなのムダだ。

目に溜まった涙を流さないように飲み物を取りに行く。

まだまだいっぱい私みたいにお手紙書いてるあの人なんて、見えてない。

嗚咽だって聞こえてないんだ。

 

 

センソウは終わった。多くの犠牲者を出して。

その多くの犠牲者の中には、皆やにーにもいて。

あの子はずっと泣いている。悲しくて涙が止まらないんだって。いくら時間が経っても枯れないほど涙が出てくるんだって。

 

勝手にあの子の部屋に入って、にーに宛の手紙を全部引っ張り出してきた。

私の手紙と比べたら、倍以上。たくさん、この中には想いが詰められてるんだろう。

だってほら、こんなにも重いもん。たくさんの願い、夢、うた、愛を詰め込んだんだ、きっと。

…勝てないなぁ…。思わず苦笑をもらしてしまうほど。

 

にーに。どうせお空からあの子見守ってるんでしょ。

あげるよ、このお手紙。見たいでしょ?

丁度朝だよ。お出かけついでに見てってよ。ついででいいから私のお手紙も見てよね。

外に飛び出した私は両手いっぱいのお手紙を空に放り投げた。

 

バタン、玄関で座り込む。

一気に涙があふれ出た。

宝物のにーにの笑顔がよく思い出せないんだ。ぼやけちゃうんだ。

もう来ないんだ。分かってるつもりなんだ。お空にいるって偶像を作ってまでして、私はまだにーににしがみついてるんだ。

もうやって来ないのにな。馬鹿みたいに、まだいるって信じ込んでる。

もう笑顔は帰ってこないんだよ。

にーにも、あの子の笑った顔も。

何もかも帰って来ないんだよ。

 

 

ふと、思い出した。

私のまだ残ってる大切な役目。

これをしないと死のうにも死にきれない。にーにに怒られちゃう。

バタバタと音を立てながら、必死に涙を拭いながら自室に戻る。

確かここにしまっておいたはず。

あった。

これと、にーにを思い出せ。部屋にある服を全部出せ。探せ。

にーにに似ている服を。

私とにーには、きっと、似た顔をしている筈だから。

 

そっと泣いてるあの子に近づく。

たった一通の手紙を持って。

にーにがセンソウに行っちゃう前に預かった、大切なお手紙。

もしものことがあった時に、渡してくれって。

あの時はまだ自分のことしか考えてなくて、意地はって絶対に渡さないなんて言ってたけど。

もう大丈夫。ちゃんと渡すよ。

 

「のワのさん」

最大級の優しい声で

「愛のうたひとついかがですか」

そう声をかけた

 

(お願い笑って、貴女の笑顔で私はにーにの笑顔を思い出せるの)

 

その時私の脳裏ににーにの笑顔が浮かび上がった。

ひぇぇぇぇぇ…もう本当にごめんなさい…しゅうまつがやってくる!パロですごめんなさいごめんなさい…勝手に書いた上に諸事情で急いで書いたんでもう文章が繋がってない;;本当にごめんなさい;;;; ちなみに題名の詩は¨し¨じゃなくて¨うた¨です… 本当にすみませんでした… 追記:あまりにもグダグタしてるので後で編集するかもです。