猫だ
すんげぇ短いマイのお話。短すぎてなんだこれってなる。
「で、出てってぇぇ!!」
そんなマイの叫び声が聞こえる数分前、プラはマイの部屋へ訪れようとしていた。
丁度タンネの作っていたクッキーが焼けたらしく、プラはその伝言係になったのである。
トントントン、と音を立てながら階段を上っていく。
そういえば今日マイ部屋から出てたっけ、とか。久しぶりにあの子に会いたいなぁ、とか色んなことを考えながら。
そんなこんなでマイの部屋の前。
別に姉妹だからいいよね、と軽く考えながらノックもせずにドアを開けた。
「マイー、お菓子出来たって...。」
その時プラは絶句した。
つい最近まで殺風景だったはずのマイの部屋は猫グッズが明らかに増えている。
猫に猫に猫...。もう猫。
頭の中で必死に状況を整理し、やっとのことで「マイってこんなに猫ちゃん好きだっけ」と考えたところで、
顔を赤くしたマイが叫んだ。
っていうマイちゃん。どう考えても影響されすぎ。